2005年 05月 01日
大源太山断念、だが越後の春を満喫(4/29~5/1) |
連休は、S君の提案で新潟の大源太山(1598m)に登ることが決まり、4月29日の夕方、登山道入り口で、落ち合うことに決まった。
S君のワゴンで、S君とO会長は午後には新潟入り、自分(T)は車で夕方現地に行ったが、驚いたことにまだ林道は完全に雪に埋まっており、入り口で立ち往生。
そこに、O会長等も合流し、どうするか相談。
しかたなく、近くのキャンプ場に車を止め、今夜はそこで宿泊(車中)することに。
天気は回復傾向にあり、明日はどうやら晴れそうだ。
なが~いその夜をワゴンの中に車座になり、酒と肴と?の話題で過ごす。
必需品の酒はワイン、ビール、ウイスキー、日本酒、いも焼酎と豊富で、宴会模様。
翌朝は4時起床。気温2度。朝食を済ませ、5:20分に出発。林道に車が入れないため、その分早く出発することにした。
目指す大源太山はピラミダルな山容を見せており、登高意欲を駆り立てられる。
長い林道歩きの末、7時ころようやく登山口に到着。途中、O会長が林道脇の沢に竿を入れ、2匹イワナを釣り上げる。1匹は小さいのでリリース。
登山口から、夏道沿いに登りはじめるが、今年は異様に残雪が多く、道が判然としない。積雪は2メートル以上はあるだろうか。
しばらく沢の左側を行き、途中強引に藪ルートくに取り付くが、結局道が発見できずまた、沢に下る。あちこちに雪崩(デブリ)の跡があり、ちょっと危険な登高になっている。
しばらくして、沢の右手に渡り、急斜面をトラバース気味に進む。
ようやく取り付き点らしき赤布を発見、沢に降りる。
そこは沢を跨ぎ、左手の急斜面を登っていくルートになっていたが、残雪が多く、相当悪い状況。ここまで、3時間半を要してしまったこともあり、皆、かなり体力を消耗。
また、帰路の時間帯を考えると、雪崩の危険性が高まることから、今回はここで登頂を断念することとした。
O会長は、それなら、ということで、この取り付きポイントでイワナ釣りを試みる。
すると1分ほどで、25cmくらいの見事なイワナが釣れる。(写真)
帰路、ところどころで、O会長が竿を入れてみるがこの日の釣果は2匹だった。
イワナはハラワタを出し、塩をまぶして夕食の土産とする。
ゆっくりと林道を下りながら新緑を楽しむ。
駐車場に11:30到着。撤収し、越後湯沢駅近くの「ヘギ蕎麦」へ。味はいま2だったがボリュームだけは満点。
そこから、宿泊予定の松之山温泉「植木屋」に向かう。
午後2時半、宿に到着。
この宿は明治39年創業の老舗だが、素朴(質素)なこころ温まる宿だった。
まるで、遠い田舎の親戚に泊まっているような、感覚だ。
夕食前に、宿の木張りの温泉と、新緑と残雪の間にある共同露天風呂に入る。
湯音72度C、塩分の強い湯だ。
今年は、豪雪地帯のこのあたりでも19年ぶりの大雪だったとのことで、積雪は一時5mにも達したと言う。いま(5月1日)でも2mくらい残っている。
それだけに、このあたりのブナの新緑の美しさは比類ない。
こころに沁みる、緑だった。
夕食に釣った岩魚を焼いてもらい食す。一番美味しいイワナのサイズで、宿で出された山の幸ともに山里の食を堪能。
翌朝、8時に出発。
車2台に分乗し、関越に入る手前で、解散。
山の登頂は果たせなかったが、越後の春の美しさを堪能した山旅であった。
デブリが林道覆い、前方に急峻な斜面のため雪を落とした大源大を望む
大き、形、素晴らしいイワナ(大源太山尾根取り付き付近にて)
ほんとうに芽吹きの始まったばかりのブナの新緑の尾根を望む
家族経営の一軒屋。宿を出るときは、80歳のおばあさんが見送ってくれた
宿の周りのブナ林。残雪のコントラストが見事
S君のワゴンで、S君とO会長は午後には新潟入り、自分(T)は車で夕方現地に行ったが、驚いたことにまだ林道は完全に雪に埋まっており、入り口で立ち往生。
そこに、O会長等も合流し、どうするか相談。
しかたなく、近くのキャンプ場に車を止め、今夜はそこで宿泊(車中)することに。
天気は回復傾向にあり、明日はどうやら晴れそうだ。
なが~いその夜をワゴンの中に車座になり、酒と肴と?の話題で過ごす。
必需品の酒はワイン、ビール、ウイスキー、日本酒、いも焼酎と豊富で、宴会模様。
翌朝は4時起床。気温2度。朝食を済ませ、5:20分に出発。林道に車が入れないため、その分早く出発することにした。
目指す大源太山はピラミダルな山容を見せており、登高意欲を駆り立てられる。
長い林道歩きの末、7時ころようやく登山口に到着。途中、O会長が林道脇の沢に竿を入れ、2匹イワナを釣り上げる。1匹は小さいのでリリース。
登山口から、夏道沿いに登りはじめるが、今年は異様に残雪が多く、道が判然としない。積雪は2メートル以上はあるだろうか。
しばらく沢の左側を行き、途中強引に藪ルートくに取り付くが、結局道が発見できずまた、沢に下る。あちこちに雪崩(デブリ)の跡があり、ちょっと危険な登高になっている。
しばらくして、沢の右手に渡り、急斜面をトラバース気味に進む。
ようやく取り付き点らしき赤布を発見、沢に降りる。
そこは沢を跨ぎ、左手の急斜面を登っていくルートになっていたが、残雪が多く、相当悪い状況。ここまで、3時間半を要してしまったこともあり、皆、かなり体力を消耗。
また、帰路の時間帯を考えると、雪崩の危険性が高まることから、今回はここで登頂を断念することとした。
O会長は、それなら、ということで、この取り付きポイントでイワナ釣りを試みる。
すると1分ほどで、25cmくらいの見事なイワナが釣れる。(写真)
帰路、ところどころで、O会長が竿を入れてみるがこの日の釣果は2匹だった。
イワナはハラワタを出し、塩をまぶして夕食の土産とする。
ゆっくりと林道を下りながら新緑を楽しむ。
駐車場に11:30到着。撤収し、越後湯沢駅近くの「ヘギ蕎麦」へ。味はいま2だったがボリュームだけは満点。
そこから、宿泊予定の松之山温泉「植木屋」に向かう。
午後2時半、宿に到着。
この宿は明治39年創業の老舗だが、素朴(質素)なこころ温まる宿だった。
まるで、遠い田舎の親戚に泊まっているような、感覚だ。
夕食前に、宿の木張りの温泉と、新緑と残雪の間にある共同露天風呂に入る。
湯音72度C、塩分の強い湯だ。
今年は、豪雪地帯のこのあたりでも19年ぶりの大雪だったとのことで、積雪は一時5mにも達したと言う。いま(5月1日)でも2mくらい残っている。
それだけに、このあたりのブナの新緑の美しさは比類ない。
こころに沁みる、緑だった。
夕食に釣った岩魚を焼いてもらい食す。一番美味しいイワナのサイズで、宿で出された山の幸ともに山里の食を堪能。
翌朝、8時に出発。
車2台に分乗し、関越に入る手前で、解散。
山の登頂は果たせなかったが、越後の春の美しさを堪能した山旅であった。
デブリが林道覆い、前方に急峻な斜面のため雪を落とした大源大を望む
大き、形、素晴らしいイワナ(大源太山尾根取り付き付近にて)
ほんとうに芽吹きの始まったばかりのブナの新緑の尾根を望む
家族経営の一軒屋。宿を出るときは、80歳のおばあさんが見送ってくれた
宿の周りのブナ林。残雪のコントラストが見事
by hekihou
| 2005-05-01 10:18
| 旅行